Interview 泓田真由さん

誰も置き去りにしない場所が、 働く人にも居心地の良い 要場所 ( いばしょ ) になるように

介護福祉士 / グループホームGr グループ長
兼 グループホームSANPO本川町 管理者
泓田 真由
※2025年当時
グループホームの利用者さんと支援に向き合う泓田真由さん
About Work 仕事内容

利用者さんの生活を支え、
スタッフが力を発揮できる職場づくりを

日中サービス支援型グループホーム・ショートステイSANPO本川町の管理者として、またグループホーム3事業所をまとめるグループ長として、スタッフマネジメント・請求業務・関係機関との連携など幅広い業務を担っています。

特に、利用者さんの生活を支える支援体制づくりと、スタッフが働きやすい環境づくりに力を入れています。また、新規事業所の立ち上げ支援や、各施設間の情報共有・課題解決のハブとなる役割も果たし、グループ全体の運営を支えています。

泓田真由さんが障がい福祉へ進むきっかけを語る場面
Episode.01 入社のきっかけ・理由

新しい場所で“何か面白いことをしてみたい”と思ったから

前職は飲食やパン屋、看護助手、スーパーのレジ業務など、さまざまなアルバイトをしていました。

2022年4月、新規オープニングスタッフの仕事を探していて、飲食店の求人に混ざって一つだけ“障がい福祉”の募集が目に留まりました。興味があったわけでも、強い志があったわけでもありません。「これ、なんだろう?」と軽い気持ちで見たのが最初でした。

最初は週3日半日のアルバイトから始め、気がつけば支援が面白くなり、アルバイトの勤務を増やし、1年後に正社員へ、そしてグループホームSANPO本川町の管理者となり、2025年8月、SANPO白木・SANPO美鈴が丘の立ち上げを機にグループ長へと進むことになりました。

利用者さんと手を取り合う様子
Episode.02 仕事のやりがいと大変さ

“正解のない支援”と向き合い続ける面白さと難しさ

この仕事は、利用者さんの小さな変化や成長を一緒に喜べることが大きなやりがいです。昨日できなかったことが今日できた、外に出られるようになった、少し自信を持てた——そんな小さな積み重ねに立ち会える瞬間が、心から嬉しいです。

一方で、支援には「これが絶対の正解」というものがありません。利用者さんが喜ぶ支援と、将来の自立に向けて必要な支援は必ずしも同じではないことも多く、目の前の満足と長期的な成長のバランスを取るのは難しい課題です。食事、行動、日常の選択一つひとつがその判断に関わります。

グループホームでのレクリエーションの様子
レクリエーションの様子(※普段は男女でフロアが分かれています)

さらに管理者・グループ長として、スタッフが自信を持って支援できるよう育てることも私の役目です。トラブルが起きても「どう対応したらいいか」をスタッフ自身が考え、行動できるようになっていく姿を見ると、大きな喜びを感じます。慌てず対応する力をつけるには経験が大切ですが、誰かの経験を事例として共有し、その状況で具体的にどう対応すれば良いか意見を出し合うことで、経験の浅いスタッフも早く対応力がつくようになります。

“正解がないからこそ、考える面白さがある”。それがこの仕事の難しさであり、やりがいだと思います。

支援のやりがいと困難について話す泓田真由さん
Vision

仕事への想いと、今後の目標

“誰も断らない”を実現できる組織づくりへ

仕事への想いと、今後の目標
チームの成長を見守る泓田真由さん

私が仕事で一番嬉しい瞬間は、利用者さんの変化はもちろんですが、スタッフの成長を感じられたときです。以前はすぐに私に直接来ていた相談やトラブル対応が、「自分でこう判断しました」に変わったとき、スタッフが一歩ずつ前に進んでいるのを感じました。

特に嬉しかったのは、強度行動障害の利用者さんの受け入れを検討したときに、誰一人「無理です」と言わなかったこと。別の事業所で断られた経験のあるご家族が「話を聞いてもらえただけで嬉しい」と言ってくださった言葉は忘れられません。

今後さらに力を入れたいのは、「働きやすさ」と「働きがい」の両立です。スタッフが余裕を持って働ければ、より質の高い支援に繋がります。だからこそ、個別面談や体制づくりを通して、みんながやりがいをもって働き続けられる環境を作り続けたいと思っています。

断らない支援を本気で実現するために、チーム全体で成長できる組織をつくること。それが、これからの目標です。

Profile

自己紹介

泓田 真由さんの写真

泓田 真由(ふけだ まゆ)

介護福祉士 / グループホームGr グループ長
兼グループホームSANPO本川町 管理者

SANPO本川町に来るまで短時間のアルバイトしかしたことがなく、福祉の職場は全くの未経験。アルバイトで入社し、日々利用者さんと関わる中、支援の奥深さに魅了され、失敗しながら一つひとつ経験を積み、1年後に正社員に。

現在は、SANPO本川町の管理者であり、グループホーム3事業所を統括するグループ長として、スタッフがいきいきと働ける環境づくりに力を入れます。“誰も断らないグループホーム”をつくるため、仲間と一緒に日々挑戦しています。